all everything

何度も書き直す。

定期的に思い出すもの、早口の聞き取れなさ、制作会社のメイドインおれの下痢トイレ、追突事故、電話越しのガン詰め、誰もいない屋内での襟首掴み、クライアントにいいように使われていただけなのに帰りが遅いと発火されたこと、地震で陥没した道路を傍目の出勤、スタンドと三脚を蹴るケアレスミス、もっと俺に気を遣えやという謎の罵倒、お茶汲み、復帰しなくてはいけないラベルを真っ二つにしたこと、怒られると首筋が冷えたこと、何をしていても怒られるかもしれない恐怖、東京のデザイナーに顔がいいのに太っているのはおかしいと半日ずっと説教されたこと、助けてくれなかったこと、見かねて同伴の営業が止めたこと。

 

ホワイトカラー時代に化粧の品評をしてきた男、わかりましたと話を切り上げたのにまた話し始めるペッパーより仕事できない男、LINEの飲み会出欠確認で「参加」とだけかいたら怒られたこと、電話応対わからないのでわかるやついませんって言って電話を切ったこと、パニック状態を逆ギレと思われたこと。

生コンに群がる徒党を組まないとやっていけない人たち。立っているだけで怒られるこれからできあがる建築現場。後ろ指。

 

上下関係がずっとわからない分かっても実行できないこと、いまでも挨拶のタイミングがわからずよく挨拶を無視する人になっていること、昨日の失言、おとといの失言、明日するかもしれない失言、たくさん雑談できること=心理的距離だとおもっていること。株式会社での変革に興味のあるやつのおよそ一握り感。

 

習い事をやるかやめるか二択を問われた時に「やれと言うならやります」と返答し親を失望させたこと、すぐ怒鳴る教師、女児時代更衣室がわりになった教室で視線のやりばがわからず着替えてる人を見ていたこと、トイレをのぞこうとしたことと覗かれたこと、どんくささに漬け込んですぐ叩いてくる女児が運動会本番でも些細な理由で叩いてきたから親が見ている前で半殺しにしてやればよかったこと、暴力の衝動、おれもあのとき手を出してやればこんな遠回りをしなくて済んだのかもしれない、でも人を殴る感触を知らないのはある意味で幸運なのかもしれないがわからない。

 

冬は体力が余ってるのか生活が逆転するからなのかフラッシュバックが多い。調子が良くない。うまくいかなかった思い出ばかり蘇ってゾンビのように呻き声を上げている。雨の日に古傷が痛むというなら低音はカスの思い出をしまってる脳の一部分が暴走する日だ。