おれの会社にコンペイトウをおしにくる以前勤めてたとやらのおじいさんがやってくる。
あんた、いつ入ったんだ?とかの質問もそこそこに
「きみ、どうせ若いから選挙行かないんだろう。」
「コンペイトウに入れてくれないか。」とおれに言ってきた。
おれはミスチョイスなところに投票してしまったことばかりだが、選挙の棄権だけはしたことがないので死ぬほど不愉快になって「はあ」とだけこたえた。ああいう「どうせ○○だろう」という場面にでくわしたときの、立ちくらみのように頭がくらくらして、怒りが静かに燃焼するさまを止めることがいまだにできない。エンジン内で混合機が圧縮されて爆発するのに似ている。
体感だが俺の業界はコンペイトウ推しが多い。地獄である。そんなことわかってたらこの業界入らなかった。