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何度も書き直す。

クィアなゲルド族の話が読みてえ。

 

ゲルド族はゼルダの伝説に登場する、砂漠に住まう女ばかりの種族だ。筋肉質でリンク(ゼルダの伝説の主人公はゼルダではないし、アキラの赤いバイクに乗っているやつはアキラじゃない)の身長の倍近くあるところが好き。腹筋バキバキで超かっこいい。美脚。ハイヒールで砂漠を走るし敵と戦う。無理すんな。みんなもれなく化粧と装飾品が好き。おや?

村はヴォーイ禁制で男性は村に入ることができない(男性だってどこで判断してんの?)ため、リンクは女装して村にはいりこみ世界を救うために族長と接触を試みる。ゲルド族には100年に一度しか男性が生まれないので、適齢期(なんの?)になったら「ヴォーイハント」とよばれるナンパの旅みたいなのに出る。その目的にほぼ全員ためらいがなく、村の外に出るまでヴォーイと接触しないものだから恋愛教室でヴォーイとの接触を練習する。それと並行して花嫁修行みたいなことに励んでオーーーーーーーイ!!!!途中までめちゃくちゃ好きなのに書きだすとしんどい設定すぎないか!?!?れ!?(『れ』は興奮すると打ち間違って出ます)

 

ぜってえその性規範に疑問を持つゲルド族が一定数いることを願ってやまない。リンクで走り回るけど接客とマッサージがうまいやつ、ちょっと態度悪いけど青果やらを売る既婚者のやつ、恋に敗れて飲んだくれてるやつ(これはれでかわいい)はいるけど争ってるやつ、いない。路地裏に「結婚相手がいなかった」というヴァーヴァがいるがおれと同い年かそれより若いやつの抗ってるやつを観測したい。村を守る戦闘員たちはいつも槍をもっていて戦術についてしか話さないからその辺りにいるかも。ホモソーシャルみたいなノリじゃないことを願ってやまないよ。弱い者いじめありませんように。もしくはずっと読書していてツンケンしてるゲルド族がいたからあいつがそうなのかも。読んでる本がフェミニズムとかだったらすげぇブッ刺さりなんですが。あるいはとっくに村を捨てて世界の果てに手を繋いで生き延びていてほしい。クィアなゲルド族の話が読みてえ。

 

ところでおれはおおむかしに同人をやっていたんだが「ないものはつくる」というDIY格言が横行する世界に身を置いていた。(注意、同時に金でたたくほどすごいとされるマネーゲームでもあったのでパンクとは程遠いものである)男性向けジャンルといわれるジャンルで女性の扱い、あるいはわたしの扱いがわかってもらえなかった感じとか、わたしのイラストではなく「わたし」を見てやってくるボケどもの威嚇のうまさがファンアートの技量を上回る現実のキモさにやられてフェードアウトしたのだが、ゲルド族のためならもう一回絵描いてみてもいいかなあ。