all everything

何度も書き直す。

距離感がバグっている。他の距離感バグの人に会って恐怖したこともあるのに気が合いそうな他者をみつけるとおだって距離を詰めてしまう。その気が合いそうな他者ってのも、私に興味を持ってくれてる風なセリフが毒になって私のなかを回るのを嬉しいことと脳が勘違いしている。だからおれにとって人からの優しさは強烈なドラッグみたいなものだ。他者から拒絶されるまで強烈に依存して、迷惑をかけるからと遠ざけて、もう2度とそんなことやりたくないからと全部警戒して敬語で話して、それでも不意に出会った人がまた好意的なコメントを残したときの舞い上がり方は「ドラッグとかに縁のない自分が考えうるめちゃ強い依存症のスリップ」に似ている。だからといって本来あまり人に興味がないからこちらからはそのような毒はふりまかない。どこまでも受動的だ。他者への好感度メーターに加点される評価軸は一つしかなく(ほかのひとが複数あるのかどうかは知らない)、優しくされたら勝手に貯金が貯まってゆく。一つしかないとどういうことが起きるかというと、恋愛してんのか?級の執着加減に簡単に変貌してしまう。

 

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だからこの漫画を読んだ時「これは自分だ」とおもった。些細なことで助けてもらって勝手に好きになってゆくプロセスに心当たりがある。ケーキの切れないタイプの子と言われていて、「そうかおれはケーキが切れないんだな」と思ったが、それをやるとまた他者から言われたテキトーな言葉をそのまま自己認知としてインストールして不健康になろうとしてる癖な気もする。とにかく「どこかにいるかもしれない」とかじゃなくて、間違いなく自分のことだった。

 

おれの好感度メーターは人に迷惑をかけるからもう誰にも優しくされたくないんだ。この一文を書く時やたらズキズキするけど誰かを距離感バグで潰すよりは遥かにマシだと思う。