all everything

何度も書き直す。

いつのまにか六月が終わっていた。プライドを考えることなく力を見せつけられることに疲れ果てた六月だった。おれは安全な人間ではない、というのはこれ以上勉強しなくていい免罪符ではないが速やかに横にならないと身体がちぎれそうなのも事実だ。

 

おれはほんとうは激しくデタラメな人間だ。それ以上のチャンネルを作れないまま生きてきたが同年代はさまざまなチャンネルを使いこなすことにすっかり慣れきっていてまるで俺だけが不全のように感じる。おれは至近距離に人間がくるとデタラメなことをしてしまい大抵相手に何らかのショックを与えてしまうので、あまり人と仲良くなりたくない。