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何度も書き直す。

4/4-4/6

4/4


雪割りと枝のレスキュー。断言しよう、全員、やる気ない。午後からちょっとヤンチャな先輩たちについてツリークライミングの練習をした。はじめてハーネスをつけて、ロープ一本に命を預けた。筋肉の使い方、ロープの操作、バランスのことなんか考えてたら高いところはへっちゃらだった。右腿と上腕がしんだ。6mくらいあがったらしい。ハシゴより怖くないかもしれない。ずっと右腿がパンパンで、今日は間違いなく気絶確定だ。


「いっぱい遊んだから仕事の続きするか。……いや!遊びじゃない、練習です!」って笑いながら先輩が言ってたのが印象的だった。全てのことをそうやって柔軟に吸収できれば理想だよね。


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ミズナラ、シャラ、モクレンツツジヤマボウシ、なんの木だかわからない折れた小枝を拾って集めて帰ってバケツの水に突っ込んでおいた。週末解析する。ついでに花咲いてくれないかな〜とおもったけれど、全て折れてた枝だから望みは低い。




4/5


ほぼ全身筋肉痛だ。現場で久しぶりに左官をやったけれど体がまだ覚えてる感じがした。わりとまともにコテを使えた。外構屋さんは石ブロックが重いし、太陽の照り返しがしんどいけれどたまに左官やるくらいなら悪くないなと思った。


会社の先輩に左官屋さんにいたんだっけ?ときかれたが、3ヶ月でやめたものを「いた」判定にしていいかはわからなかった。


当時やる気がない(やる気とはなんだろう?形の見えないものをどうやって認知するんだろうね)と言われたこと、社長がなぜか私にだけ当たり強めだったこと、徒党を組むやつらばかりで仲間はずれ判定になったこと、女は車をぶつけるから運転させないと言われたこと、現場でその場に存在してるだけで怒られたのを思い出してしんどくなったが、そのことをチョロチョロ話すと同調してくれたから少し救われた。派閥のことを話すと嫌がってたのをみて、派閥のことを嫌がる人はある意味で孤立(?)したり逆に分け隔てなく接するから全員寄ったりするから非常に見つけづらいよなあとおもった。


ハンマーで親指を叩いてしまいあらゆることができなくなった。爪が紫色になった。風呂に1時間浸かったら秒で眠気がきて気絶したが、脱水症状だったかもしれない。




4/6


冬囲い外しがはじまった。まだ雪がとけきらず、むりっくりなのでできる物件や仕事を探す感じだ。


そこそこ好きだったけれど辞めてしまった会社の先輩のInstagramの存在を知り、のぞいたら陽の者すぎてこういう人が生き残るんだってしんどくなりかけたのだけど、世の中に自分と違う存在がいすぎて出くわすたびに狼狽えていたらしんどくなるのも当たり前だ。

なぜそれを解らないかというと、ずっと宇宙人みたいな扱いを受けてきて自分は常に間違っていて、自分より外にプリインストールしていいような答えがあるという思い込みがある。

ただし、自分が常に間違ってるっていうのはある意味正解で、この世の人間はすべて間違っているから自分の好きな手法でやればいいと思う。みたいなことを水野しずが雑誌で言っていた。わたしが今年手に入れた言葉のなかでもひときわ月面の星条旗のようにたなびいている。


陽の者たちはド派手でわかりやすい居場所を作ったり好んでゆくけれど、自分はそうではないのでそれ相応のミニマムな場所が作れたらなと考えた。(インターネットは陰の者たちの集まりだった歴史があるので相対的に場所を追いやられた感がある。というかそれがzineに逆転してるのおもろいよな)


あと、わたしは普通の人間とは自尊心をはじめとする土台のガッチリ度がまるで違い、脆弱そのものなので比較するとしんどいので辞めたい。


植物にまつわる仕事をしているしインドアとアウトドアの趣味が両方あるけれど、自分は「自然が好き」というより「ニンゲンが大嫌い」なんだなと今日ようやくわかった。世捨て人になりたい。近づこうとも空回りするだけだった理想像を容易くやっていく他者を見ると心臓におろし金を押し付けられている気分になる。わたしはこれ以上のペースでは頑張れない。