all everything

何度も書き直す。

 

おれは今年も一人暮らしができなかった。そのことについて普段はどうとも思っていないし、物件情報を見たわけでもない。残金をみるにそういう状況じゃない。けれど先日の飲み会で強い男だけが生き残る物差しでものを言う転職先輩が下の人間をつかまえて「一人暮らししたのか。ようやく甘えをたったな。」と発言したことが打ち込まれた鉛玉のように私を弱らせている。ほかにも「俺だってまだ十何年の身」「俺が1番って思ってないと職人じゃない」とか。書くの2度目だな。本当に嫌だったんだな。

 

どうせ一人暮らしするならばせっかく障害者手帳を手に入れたのだから市営住宅に住みたい。どうせ衣類の山を片付けられなくて誰も家に呼ばないからちょうどよいだろう。ようやく洗濯や掃除機とかはできるようになったわけだし。

結婚もしないだろう。よくいわれる理解のある彼くん的なやつも願い下げだ。というか絶対にヘテロセクシャルではないし。

 

それにしたってそもそもパートナーはできない。なぜなら対人になじめないし、レズビアンである前に、もうさんざん傷つけられすぎて人間が大嫌いだからだ。好きな人間もいるが自分の秘密が多すぎてそれらを自己開示して聞いてくれた友人たちに片っ端から強い感情を持つのは疲れてしまった。わたしはそれらの感情がなんなのかわからないが執着と呼んでいる。気持ちが一方通行すぎるからだ。もう誰にも執着しないですむようzineをだしたところもある。

zineにも書いたけれど交際してる人間の親から「つきあうのやめて」っていう脅迫文がきた時からただでさえ拙い対人への感情はぐちゃぐちゃになりっぱなしだ。

けれど発達障害性的少数者もオープンになった。これで安心して床のシミになれる。

 

zineはいろんな人から感想をもらったけれど、ヘテロセクシャルの「こいばな」を女と女に首をすげかえれば私からなにかネタが出てくるんじゃないかと揺すられたり、見かけた時に一緒にいた人との関係をウッスラきかれたり、「自分がわざわざ手を差し伸べる段階ではないと思うので今まで通り接しようと思いました」と言われたりした。同性婚が進むようになんらかのアクションをとるだとか、せめて発達障害がトレンド入りしてるとき(どうせたいがい悪い意味だ)に死体蹴りしないだとかできることなんてたくさんあるとは思ったけど、言わなかった。つかれるだけだ。

作品発表はレールポイント切り替え装置だなと思った。並走してると思っていた人間がこの先どう見ても交わらないレールで遠ざかってゆく。まあどうでもいい人たちから離れていっているわけだけど。

 

ちなみに市営住宅の値段をきめるための賃金計算をしたけど障害者控除がなくても最低ランクの家賃だった。