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何度も書き直す。

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アトモキセチン三ヶ月点検をする。飲みはじめてから変化した点を書き残しておく。

 

 

「変化した」と大見得きったが飲み忘れてその落差で初めて不都合を感じることが多くて、自分の自認している輪郭のなさに呆れた。飲み始めたのはたしか8月の終わりから10mg→20mg→40mg→60mgの順番で増量していったような気がする。次に病院にいったら80mgになるだろう。なんだかずいぶん慎重な判断だな。

 

まずは現場の段取りが急に理解できた。出発前に忘れものがないかシチュエーションを想像して必要な道具の漏れがないか考えるけどそれのミスが少し減ったと思うし、現場の最中も次にどうしたらよいかとか公園を回るルートだとか写真撮りの順番だとかが明確になったような気がする。働き始めて2シーズン目なので練度の向上もすこしは関係していると思う。

 

20mgを飲み出したあたりから弊社で担当しているエリアの地図の概念がわかるようになった。人を連れてマイナーな路線を運転しまくる日があったのだけど今までもやがかかっていた道路と名前の関係が急にほぼ完璧になったし、やっと路線名を言われて会話が通じるようになったし、どう巡ったら効率が良いかの思考もできるようになって、それに付随する公園のレイアウトもようやくわかってきた。

ただガチの方向音痴すぎて今でも一本生活道路にはいるような公園の道順はわからないし、すこし作業して（ゴミ拾いとか）車に戻るとどれを曲がれば来た道を戻れるのかすぐ忘れてしまうし、今日も二回曲がれば次の公園に行けると地図を見てわかって自信満々で発進したら真逆の方向にいっていて脳スペックの限界を感じた。Googleマップは手放せない。全てを見ているわけじゃないがなぜか空撮じゃないとわからない。この先なにかがおきてこの仕事が嫌になったとしてもドライバーだけは選んではいけない。なんなら建築の作業員の毎朝の現場通いすらも全然無理だ。ずっと生きているこの街でもこの有様なのだから。

 

人の顔色を伺いオロオロする場面が減った。「創造性をトンチキな方向に使いがち」って仮説は多分本当でこれは不安になる場面が減ったともいえる。人の言っていることを少しだけそのまま受け取れるようになった（おべっかはそのまま受け取るのにそれ以外は疑ってかかるの本当に最悪すぎる）

これも投薬のおかげだともいえるし、仕事チームの人間たちは唯一信頼している新しい上司以外底なしのアホばかりだとさすがにわかってきて心理安全性が下がったのもある（ナメているともいう）。まあその上司もイキリが強くて時々しんどいがな。ただ不安が完全になくなったわけではなく現場で精神的に宙ぶらりんになったときとか口頭の指示がわーーーーっと来た時なんかはオロオロしているし今までうまく行かなかった経験則が強いのでこれは消えない気がする。まあどうしたらいいんすか？ときいたり絶対に話を食い止めてメモするとかこれはパニックに繋がる前にまだやりようがある。今年引退した無理解ジジイにたった二箇所の移動メモをとっただけで「頭悪いw」と笑われたが自分の綻びがとめられない脳みそを信頼して忘れるよりはずっといいんだと思う。思い出すとムカついてきた。嫌なやつと一緒にいたり思い出したりするとやるかやられるか精神になるのですぐ死を願ってしまう。

 

ほかにも繋がっている話だが対人スタンスがほんのすこしどっしりとしたような気がする。言いたいことしか言わん、言いたくないことは言わんを徹底できる条件がそろうと実行できるようになった。ただこれはまだ条件がシビアすぎて捲られると無駄でヤボでアホなご機嫌とりを始めてしまうので、加齢してきたし華扱いする世界から逃げ続けてきたからそんなことしなくてもいいように変えたい。

 

飲み忘れた日は脳がフワフワしていて地図とやることリストと睨めっこしてもなにも決断できず把握している道順も思い出せないので現場中に一旦家に帰って飲み直したほどだ。おそらく薬を飲み続けないと仕事にならないだろう。むしろ今までどう務まっていたのか不思議なほどだ。

 

副作用は時折頭痛がするかもしれず（因果不明）、中途覚醒が多くなったような気がするのだけど薬のせいなのかはわからない。

日曜日の午前中、集中力のとぎれからくる制作中の眠気でいつもなら寝るところを薬を飲んだらバビッとしたことがあるので副作用に「眠気」とあるが個人的には退屈な時の眠気が少なくなる薬というイメージだ。

 

創造性が下がるとかいうウワサレベルのなんちゃらがあって投薬を敬遠していたが絵はもともと筆を置いたようなものだし、写真は労働に偏りすぎて確かにあまり撮影できていないが薬のせいかはわからない。ただネバマイにむけてzineの編集はできていたし作字も拙いながらできていたし何より締め切りに「ギリ滑り込みで間に合わせる」とかじゃなくてコツコツやって「ふつうに間に合った」のが面白かった。所詮あの表紙ですが…制作の意欲のなさが生活スタイルなのか薬のせいなのかはこの冬わざと飲むのをやめたりして試してみようと思う。それと音楽は前と変わらずふつうに楽しめている。

 

逆にフラッシュバックをかきけすために謎の独り言を言い続ける（①いやーどうもならん👋、②生きててもしょうがない終わってっから早く死んだ方がいい⚰、③🐈猫ちゃんみたいだね〜④にゃおにゃおにゃお😼という。何が猫ちゃんみたいなのかはわからない。狂人で構わんから止められないから放っておいてくれ）

のはマジで治らないのでこれは自閉のやつなんだなと思ったし、薬を飲んでもなおずっと漏電してるかのようにイライラして些細なことでクソ噛み付いて叫ぶときは大概生理直前か本当に不条理かどっちかだ。

とりあえず少し脳みそがシャッキリして自分のことが少しわかったので推移を見守りたい。労働しかしてないね。今労働のことをどう思っているかも書きたい。