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何度も書き直す。

2/4

秘書官の差別発言が頭にこびりついていて、たとえるなら弾丸が体内に残っててどんどん弱ってく人みたいに腑が重たくなって何にもしたくなくて布団でシクシクしていた。

 

そのあと仕事装束を背負ってまた文学フリマで出会った人の家にお邪魔してまたまた初めましての人と話しながら鍋を食べた。参加者に中国からきた留学生がいて、わからない日本語が出てきたら会話に遅れてしまうのでその辺にあった鉛筆を拝借して時々漢字を書いてあげた。誰かが置いてけぼりになるのを少し防いだと思う。

 

それにしても初対面の人だらけのところに突撃するなんてキャラ的にあり得ないと思ってた。2回目だけど。

興味の方向性とか必ず出てくる話題とかがだいたい決まってるだろうから安心して突撃できるのかなと思った。

 

そこから夜勤をした。わたしを差別する人もしない人もすっ転ぶリスクを減らすために道に砂を撒いた。会社の人も通行人すらも誰も気がついていないけど、この日からわたしのドガジャンにはレズビアンピンバッジが光っている。

 

 

2/5

冬に入ってから孤独な生活を送っているので人と話すのがまた下手くそになっていて際限がない。11の会話しかまともにできないと思っていたけど私がいくらでも相手をずぶとく待たせるからだなとなんとなく思った。そう思わせる出来事があった。

 

2/6

坊主頭まるだしで婦人科に行った。私は過去に公衆トイレと銭湯の更衣室にてツーブロックと作業着姿ではいって強火で怒られる一歩手前まで担当者にマークされたことがあるから「あなた本当に婦人科の臓器あるの?」とか言われたら今度こそ世の中をクソゲー判定してやろうと思ったのだが見た目で差別されることなく誰にも咎められずに低用量ピルが手に入った。どこかほっとしながら「男性は外でお待ちください」って書いてあるカーテンをくぐって外に出た。先延ばしスキルと物忘れが発動して後日処方箋が切れるギリギリまで薬を受け取らなかったのは別の話。

 

2/7

朝気がつけば飼い犬がいなかった。右目の摘出手術のために病院に泊まりに行ったのだ。いないと変だねと言いながら1日を過ごした。家庭内政治で誰か不利になると「ね!あんたはどう思う?」と話をふられるいつもビミョーな立ち位置を強いられている老犬だが平均的飼い犬が皆そうなのかはわからない。

 

2/8

片目になった犬が帰ってきた。麻酔の抜けもはやく水をがぶ飲みしてご飯を要求していつも通りだった。興奮させるな(傷口が開くから)と言っていたのに人間ご飯を要求しているとき剃られた顔の周りが真っ赤になっていた。興奮させるなってば。元気そうでよかった。

 

2/9

除雪出動。移動中、キヨの実況を流しながらだと定期的にギャーー!と言ってくれるので釣られて笑ってしまうので少しテンションがあがる。でも画面を見たくてたまらなくなるのでやめる。除雪のzineの冒頭を書いてみるとスラスラ書けたのでこれは本当に実行に移すしかない。レトロ印刷、いくらするんだろうか。