all everything

何度も書き直す。

31歳の誕生日、ワイは仕事をしていた。除雪だ!とはいっても去年の今日なにをしてたかは覚えてないしこれもまたくだらない記憶の積層の一つになると思う。よかったのは、おれに誕生日おめでとうと連絡をよこすやつがいなくなったことだ!わいは、人間関係のリセットに成功したのだ!聞こえるのは機械の音と、おれのフラッシュバックと不安が生み出す意味わかんねーキメェ独り言だけで、周囲にいるのはおれのことを陰気でしょうもない「女」だと思っているお兄さんやおじさんとたまにおばさんだけだ。

おれは自由で孤独だ!

もう祝われた時に照れや恥ずかしさを通り越して黙ったり、なんかいいこと言ってみたりしなくてよいのだ。それはよかった。

いつも顔を突き合わせる人にワイのことをわかってくれるやつはおらん。犬くらい?それはよくない。疲れる。

この話はやめる。

 

日付が変わった頃、シャチョの息子が飴をくれた。

シャチョの息子は、下駄をはかされていることに無自覚だなって思う。

けれども会社の雰囲気をつくっているやつらに取り入るのがうまいし、世襲のちからでおれより後に入ったくせにすぐにチャンスをもらうんだとおもう。陰気な「女」に華々しいチャンスの順番はまわってこない、ということにしたほうが楽だ。

おれは今までの打席に立つチャンスを発達障害や二時障害ですべてないがしろにしてきた。もうその機会は訪れない。と思った方が楽だ。

はやく70歳だか80歳だかしらんが、もう努力せんでいい歳になりたい。つかれてるから。ここ数週間ずっとつかれてる。運動したらすこしマシになったけど、よくわからない。

 

「自分のことは自分にしかわからない」という言説がきらいだ。誘導尋問っぽいから。今ここで期待されている言葉を話してしまうから。おれはぼさっとしてることを認知できないくらいぼさっとしてて、そのくせこんな仕事しか回ってこないとくそ文句を垂らしてたとえ回ってきたとしてできないゴミの存在なのだ。もういいやろ。仕事に接する回数を減らしたい。それしか生きる道がないと思い込まされるのをやめたい。